知ってきたい資産運用のリスクを比較
今回は様々な資産運用方法が持つリスクを比較していこうと思います。
資産運用を始める際に気になるのが、やはり「リスク」だと思います。特に日本人はリスクに敏感だと言われており、少しでもリスクがある資産運用方法はなかなか始め辛いと言えます。
そこで今回は人気の資産運用方法ごとのリスクを比較し、一番リスクがある運用方法や一番リスクがないおすすめ資産運用方法などを徹底解説していこうと思います!
人気の資産運用方法とそれぞれのリスク
ではまず初めに、国内で人気の高い資産運用方法にそれぞれどんなリスクがあるのかについて見ていきましょう。
資産運用の種類 | リスクの種類 | リスクの大きさ |
---|---|---|
定期預金 | これといったリスクはないが、金利がほぼゼロ | - |
外貨預金 | ・為替差損による、元本割れリスク | 小 |
投資信託 | ・市場の変動による損失リスク | 中 |
株式投資 | ・株価差損による損失リスク ・企業の倒産による株式の無価値リスク | 中 |
ヘッジファンド | ・詐欺ファンドリスク | 小 |
不動産投資 | ・空室リスク ・火災リスク ・家賃滞納リスク ・金利上昇リスク etc | 中 |
FX | ・為替差損による損失リスク | 大 |
仮想通貨 | ・ボラティリティによる損失リスク ・詐欺リスク | 中 |
いかがでしょうか?ここでは国内で人気のある7つの資産運用方法のリスクをまとめてみました。それぞれの運用方法で発生するリスクは異なりますが、やはり最もリスクがないのは定期預金ですね。
これといってリスクがない代わりに、金利も極めて低いのでリターンもほとんどないというのが現状です。しかしリスクを極端に嫌う日本人の多くは未だに定期預金を利用しています。
一方でリスクが多いのは、不動産投資やFX、そして仮想通貨だと言えますね。リスクの大きさに関わらず、様々なリスクがあるという意味では「不動産投資」が圧倒的でしょう。
不動産投資は、よく「何もしなくても不労所得が得られる」や「楽な資産運用方法」といった謳い文句で書かれていますが、実はほかの資産運用方法と比較しても一番リスクが多く、管理が大変な種類だと言えます。
不動産投資には表でも触れました「空室リスク」や「火災リスク」、「家賃滞納リスク」以外にも、まず始める際に金融機関などから資金を借り入れする「借入リスク」があります。
要するに借金ですので不動産投資が思ったよりうまくいかなかった場合、その借金を別でしっかり返していかなければいけませんね。他にも「家賃下落リスク」や「地震リスク」がり、それぞれにしっかり対応していく必要があるのです。
ただリスクが大きい、もしくは多いほどリターンも大きくなるのが資産運用とも言えますので、次にリスクとリターンの関係性について見ていきましょう。
ちなみに当サイトには様々な資産運用の種類をリスクだけでなく特徴や魅力も含めてまとめている記事もありますので、こちらもどうぞ。
リスクとリターンは比例する?
資産運用の世界では、「リスクとリターンは表裏一体」と言われており、つまり「リスクが大きいものは基本的に大きなリターンが見込める(ハイリスク・ハイリターン)」となっている傾向があります。また反対に、「リスクが小さいものはリターンも小さい(ローリスク・ローリターン)」とも言えます。
先ほどの比較表で言いますと、一般的にハイリスク・ハイリターンだと言われている「FX」はまさに典型的な例だと言えます。
FXというのは自分の資金を最大で25倍にまで大きくできるレバレッジというシステムを使うことができ、うまく使えば少ない資金で大きなリターンを得ることができる資産運用方法なのです。
一方でレバレッジにも当然リスクがあり、レバレッジを高くすればするほどその分の損失額も比例して大きくなっていくというワケです。例えば10万円の資金をレバレッジ25倍で運用した場合、最大で250万円分のトレードができますね。
リターンも25倍になる可能性もありますが、万が一損失が発生した場合、その損失額も25倍になるのです。ただリターンが25倍にもなるなんてとても夢がある資産運用方法ですので、多くの投資家がFXトレーダーとして日々運用しています。
このようにリスクが大きい投資商品は、そのリスクに比例してリターンも大きくなるという関係性があるのです。短期間で大きく儲けたい方はFXや仮想通貨といった資産運用方法がおすすめだと言えます。
反対に長期的にコツコツ儲けたいという方は、リスクが少ない外貨預金やヘッジファンドがおすすめですね!
ここまで様々な資産運用方法のリスクや、リスクとリターンの関係性について見てきました。次に、ここまでの内容を踏まえて実際どの投資商品が一番リスクが大きいのかについて見ていこうと思います。
一番危険なのはFX?
一番リスクが大きい資産運用方法は、先ほども触れました「FX」ではないでしょうか。
レバレッジが最大で25倍も利用できるFXは他の資産運用方法と比較してもリスクが大きく、多くのトレーダーが大きな損失を発生させてしまっているようです。
具体的には2015年に起きた「スイスフランショック」。スイスフランショックというのは2015年に起きたスイスフランの大暴落のことで、もともと1ユーロ=12,000フランだったのが数十分の間に1ユーロ=0.9200フランにまで大暴落したのです。
これによってレバレッジを使って取引していた多くのFXトレーダーが軒並み損失を抱え、一瞬にして9,000万円や1,000万円の借金を背負ったトレーダーもいました。これによって海外のFX業者もいくつか倒産してしまったと言います。
一方で、スイスフランが大きく下がると予想していたFXトレーダーはこのスイスフランショックで大きく儲けたと言えます。中にはこの事件で6,000万儲けた方や900万円儲けた方などがおり、まさにハイリスク・ハイリターンですね。
もちろんどの資産運用方法にもリスクはありますので損失が発生してしまうことはありますが、FXは桁が違います。ただこうした事件は滅多になく、基本的にしっかり勉強して取り組めばリターンが得られる投資商品です。
FXに興味がある方やこれから始めようと考えている方は、事前にしっかり勉強し、まずはなくなっても良い額で始めてみてはいかがでしょうか?
比較でわかる一番安全な運用方法は?
さてここまで、様々な資産運用方法のリスクを比較し、最もリスクがある資産運用方法としてFXも紹介してきました。
そしてここでは、いよいよリスクが少ないおすすめの資産運用方法を紹介していこうと思います。リスクが少ないおすすめの資産運用方法は、ずばり「ヘッジファンド」でしょう!
「え?定期預金じゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、定期預金はリスクが極端に少ない代わりに、リターンもほとんどありません。それでは投資商品として魅力がありませんね。
一方これから紹介するヘッジファンドは、リスクが少ないのに大きなリターンが見込める少し特殊な資産運用方法で、すでに海外の富裕層や著名な投資家はこぞってヘッジファンドを始めているそうです。
そんなヘッジファンドというのは自分の資金をプロに運用してもらう資産運用方法です。
「それって投資信託と同じじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。確かに投資信託も自分の資金をプロに運用してもらって、その利益を分配してもらうという仕組みになっています。
ではヘッジファンドと投資信託は何が違うのでしょうか?ヘッジファンドと投資信託の違いとして一番決定的なのが、「利益の追求方法」でしょう。
投資信託の利益追求方法は「相対リターン型」といい、運用する上で一定の競争相手を設定し、その競争相手に勝つことを目標にしています。一方ヘッジファンドは、どんな状況でも利益を出す「絶対リターン型」という方法を採用しています。
2016年におきたイギリスのEU離脱やトランプ氏の大統領就任といった経済市場が変動するイベントにおいて、多くの投資商品は軒並み下落をし、大きな損失を発生させていました。
その中でも唯一ヘッジファンドだけは大きなリターンを記録しており、世界が不況であろうと好況であろうとリターンを出せるヘッジファンドに注目が集まったのです。
プロにしっかり運用してもらえて、さらにほとんどの確率でリターンが得られるヘッジファンドはまさに理想的な資産運用方法だと言えますね。興味がある方は、まず国内のヘッジファンドにお問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?